Zuerich
チューリッヒ湖の東側のマイレンなる村に滞在中。ブレーンストーミングのミーティングで、延々とディスカッション。私とはあまり関係がないトピックで、なんで専門家でもない私が参加しなければいけないのでしょう、とオーガナイザーに一応問いただしたのだが、まあきてください、というので参加。
ちょうどロンドンの大学寮に泊まっているころに各自の意見などがまとめて送られてきたのでチューブの中で眺めたりしていたのだが、短期的な問題解決の話ばかりで長期的に目標を定めるような話がない。わざわざ集まってトラブルシューティングみたいなことしても私がおもしろくない。そんなわけで昨晩、現実的にできるかどうかもわからないような話まとめて本日議題提案を行ったのだが、まー、そうしたら大変だった。技術者が半分ぐらいなのだが、彼らがそんなことはできるはずがない、なぜならばかくかくしかじかの技術にはそんなことがそもそもできないし、これとこれを組み合わせるのであればかくなる要件が必須であるが無理、絶対無理、などなど、予想どうりの反応が。しまいにはなにやら興奮してなかば怒ってしまった人も数名。黙って20分ほどうんうん、と聞いた後に「いかなる目下の技術でこれが可能なのだ」と問い詰められたので「でも今の話じゃなくて未来の話をするんじゃなかったっけ」と私がいったら、場の空気が見事に反転、おお、そうだった、そうだった、とあいなった。かくなる第三者な素人バカ的役割を期待されてこのような無関係な場所に呼ばれたのだろうなあ。で、あと三日もある。ちゃぶ台返しばっかりしていてもお里が知れる。どうなることやら。
会議のあとには欧州選手権の決勝を眺めにチューリッヒのパブリックビューイング。チケットがなかったので入れなかったが、近くのスポーツバーで観戦。スペインの完勝。