「匿名について」をまとめていただきました。

Snail Blogのarasujiさんが、昨日の文章を見事にわかりやすくまとめてくれました。
リンク: 『匿名について』の要約と見解
図まで描いていただいて、恐縮です。

  • 補足 

先日の「匿名について」にコメントしてくれた★★★★★さんに対する返答の詳細をこちらに補足として加えます。
このあたりみたら、
http://d.hatena.ne.jp/requiem7/20070125/1169911629
がんだるふ氏は、逆に目下ネット匿名連にすごい勢いで攻撃されているようで(特にこのリンクの筆者、ネット実名・御堂岡さんはコアらしい)、本名が暴露されているようです。はてなのキーワード”がんだるふ”には25日の時点でその本名が御堂某さんによって記載されています。経緯はリンク先にあるように、2chが暴露の現場です。がんだふるさんの自爆といえば自爆なのですが、ネット匿名に対するネット実名のもろさでしょう。かならずしも本名を秘匿しつづけることができるわけではない。「匿名について」のブックマークのコメントでrnaさんが指摘していますが、無名同士の連帯、というところがポイントで、「関係性だけ」であるがゆえに一瞬にして攻守が逆転する。網目を一本張り替える、ぐらいの感じで。つい最近sava95さんの記事
http://d.hatena.ne.jp/sava95/20070126/p2
『高校生のリアル』に引用された高校生とどこか並行している。以下長めですが引用します。

さらに、被害者の立場に置かれる生徒は、あたかもロシアン・ルーレットのように気まぐれに次から次へと転移していき、固定化されることはむしろ稀です。
 このように、今日のいじめ問題は、多くの場合、個と個の衝突の結果として起きているわけではありません。いじめの主導権を握っているのは場の空気であり、生徒たちは誰もみなが、その駒の一つにすぎません。このような状況のなかで、あえて加害者を特定化しようすれば、場合によっては被害者を除いた残りの生徒全員ということにもなりかねません。しかも、その被害者ですら、明日にはいじめの標的が他の生徒へと移って、今度は加害者の側へ回っているかもしれないのです。
(中略)
したがって、今日のいじめ問題を解決するために、加害者を特定化して処分することが根本的な方策であるとはいえません。・・(中略)・・必要なのは、そのような対症療法ではなく、現在の子どもたちが常に晒されている強迫的な人間関係のあり方そのものを変えていくことであるはずです。