「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す」

2月下旬の「教育基本法改正促進委員会」設立総会で民主党を代表する西村真悟衆院議員が宣言したそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/kuuki/txt/20040616.html

アホか、とこれまた一蹴で終わりにしたくなるのだが、このところの中野のPTA会長強制辞任だの、君が代日の丸強制だのの経緯を見ていたら、マジなんだよな。日本にいる人、真剣に反対したほうがいい。少子化の話も絡めると、子造りマシーンかついつでも国のために死ねる人間、つーことになるのであろう。「命捨てろ」っていっているドアホのニヤケ顔を拝見できる。西村某のウェブサイト。

id:hidex777さん「教育システムと政治システムのカップリング」経由。

引き続き少子化について書き足すが、私は少子化は社会システムが悪いからである、と思っている。実際、自分が日本に住んでいて子供を持っているという状況を考えると、どんなに大変なことだろう、と想像する。子供はそもそもフマジメな存在である。時間どうりに進んでくれない。それが子供である。そのフマジメな子供に振り回されながら、妙にキマジメな社会で生きることを想像すると、いやはや、少子化も当然であろう、と思ってしまう。女は家に帰れ、というのはそのフマジメな部分を一方的に女に押し付けて、男がフマジメさを隠蔽しようということにほかならない。フマジメさは生命である人間の本来性なのである。

ダメな社会が淘汰されていくのは当然の話である。弱体化した社会は回りに囲い込まれるか、単に滅亡する。それを事前に回避しようというのが人間の力であるはずだが、その改善する方策が「国のために命を捨てることのできる人間を作る」に接続される(見込み)のでは、なんのための社会なのか、ますますわからなくなる。