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先日書いたことの繰り返しになるかもしれないが、米国の反イラクプロパガンダがくりひろげられている。「米国民間人４人虐殺」のことだ。イラクの大量破壊兵器を除去する、というそもそもの戦争の理由を、イラク人は野蛮である、という感情に置き換えようという国内向けの戦略である。このことは昨日リンクしたナオミ・クラインの記事も指摘している。

殺されたのが民間人という主張には無理がある。なぜならば、殺されたのは元海軍特殊部隊シールズの軍人であり、イラク暫定統治局の親玉、ブレーマー直属の傭兵だからである。この事件はイラクで戦争が継続している、というあまりに明白なこと以外のなにものでもない。今回の事件を理由にファルージャ掃討作戦が行われるかどうかは、現米国政権のプロパガンダ体質を露呈するだろう。これまでのブッシュ政権の幾多の対応から見る限り、プロパガンダに実証を与えるために派手な攻撃を加える可能性が高い。

殺された４人に関しての詳細は先日の記事を参照して欲しい。

[追記]
Fallujah braces for US reprisal

Brigadier-General Mark Kimmitt, the main spokesman for the US military in Baghdad, warned that 4000 US marines stationed near Fallujah would respond. "They are going to hunt down the people responsible for this bestial act," he said. "It will be at a time and a place of our choosing. It will be methodical, it will be precise and it will be overwhelming."