「今後5年間の展望について来週ディスカッションしよう」と研究所の偉い人がいってきたのだが、それって私がここにもう5年いるって前提なのだろうか。うーむ。アイデアだしてくれってことだと思うことにしよう。重要さを強調するためなのかなんなのかいきなりなんたらミリオンってな巨額なお金の話がその口からずらずらとでてきた。1000ユーロ以上の金額に感覚が消失して「おなかいっぱい」になる私としては判断不能。というか、金の潤沢な研究所なのに頭下げたくないばかりに金のかからない研究ばっかりしてきた。おかげで貧乏性なのである。

イシハラ将軍

世の中いろんな人がいます、ということなのだが
なぜ石原を支持しちゃうオバサンがいるのか(もしくは左派に関する考察)
この疑問に対する私の答えは、イシハラ将軍が都知事だから。イシハラ将軍がどんな人間か、なにを発言したか、いかなる思想傾向をもつか、というコンテンツではなくて、彼が都知事であるがゆえに支持する、という立場もあるのだと思う。もっと簡単にいえば、医者だから尊敬する、先生だから尊敬する、テレビに出ているから尊敬する、という肩書きだけを見て人を判断する、ということ。ある程度支持されるから都知事になったわけだが、そこから一歩進んで都知事だから支持する、という人もでてくるわけだな。たとえば地主だから尊敬する、といったことは日本の歴史の中では特に珍しいことではない。で、イシハラ将軍はそのことがよくわかっており、なおかつ偉そうな雰囲気をまとうのが実にお上手なのである。