昨日の日記

  • 月末がちかく、なにげに締め切りがいろいろあって焦りはじめ。
  • 数理形態学グループと対バンするうちの研究所の人達を選ぶんで、研究所内うろうろディスカッション。
  • 3ヶ月前に書いた講義用教科書の改訂。やっつけでかいたから、再読したらむちゃくちゃ。この間はこれ配ったんだよなあ。あー。
  • インド人ポスドクと、最近の生物学におけるストカスティック・シミュレーションに関する簡単なレビューをすることにした。
  • パリに戻るフランス人ポスドクの送別会。ピロリ除菌で抗生物質服用中なんで、酒飲まないでアップルショーレ(りんごジュースの炭酸水割)を飲んでいた。擬似下戸で飲み会、という経験は人生初なのであるが、どんどんまわりが酔っ払っていくのを眺めるのはなかなかおもしろかった・・・のだが、半分ぐらいいた女の子たちを見ていたら、彼女たちは酔っ払っていない人が多い。新しい発見であった。自分が酔っ払っているから彼女たちも酔っ払っていると勝手に思っていたわけなのである。酔人よく我田引水、とでもいうか。イタリア人の宇宙物理学のポスドクにそのことをいったら「そうなのよ、おもしろいでしょ」とのこと。うーん、ほんとに知らなかった。ちなみにイギリス人の女の子たちは別格。彼女たちはぐてんぐてん。

流動化

納豆ゲキ痩せ問題で学術会議が声明。
「TV現場も科学者規範を」 「納豆」問題で学術会議
でも科学者規範を報道機関が採用したとしても、念仏にしかならないだろう。それよりも「ポスドク一万人計画」シンドロームで職がなくごろごろしている優秀なポスドクを、報道機関が採用する義務を課せばいいのである。そもそも科学の研究に没頭し、批判にさらされる経験がなければその規範の厳しさは体得されない。そうした人間が報道という専門と一般をつなぐところで活躍するのは、ゆくゆくは科学報道の信頼を高めることになる。また、科学業界の幅を広げ、科学にたずさわろうとする/携わっている若者の将来の可能性を広めることで、窮屈さを緩和することになるだろう。