昨日のお仕事

  • 癌センターで研究しているロシア人の友人をピックアップして早朝にシンポジウム。プログラムがぎりぎりにきまったので、司会の用意がままならず、いきあたりばったりで人の前に立つ。昼飯の時にロシア人の友人が、乳房整形の術後の形状推定システムを暇なときに作った、日本で売れないか、と私にきく。彼は有限要素法の専門家なので、なんとなくなにをどうしたのかわかる。本職の細胞関連の解析プログラムを改変したのである。ロシアの病院で試用してみた結果、かなりの精度らしい。でもロシア人の乳房と日本人の乳房って、同じようなパラメーターでいけるのかなあ。だめな気がする。美容整形っていったらそりゃ韓国だよ、と答えておいた。それにしても美しい乳房の形、という美しさはどうやって決めるのかな。推定できないいまの状況ではもっぱら美容整形医師の主観ということになる。
  • ビデオ・カンファレンス。ロンドンとはうまく繋がったが、パリがぶちぎれまくり。終わってから向こうに電話したら、すごくおちこんでいた。まー、次回ははやめに用意をするのだな。
  • 部門長とオハナシ。人を雇わなくていいのか、と聴くのでいや、そんな自信ないですと答える。こんないきあたりばったりの人間が弟子とったら犯罪である。
  • パリの数理形態学センターの人達とディスカッション。数理形態学っていまいちスタティック。
  • 明日のトークの用意が終わっていない。
  • 昨夜の飯は、みぞれあえ、秋刀魚+豆腐の煮魚、めし、えのき味噌汁にもやしのナムル。

家族の定義

私の感覚では一緒にすんでりゃ血が繋がっていようがなかろうが立派な家族である。「結婚して子供二人以上」ではない世帯が地球上のどれだけの割合か数えてみたらいいと思う。しかも、結婚して子供二人以上、の家族で健全でない状況がどれだけあることか。家族の形にこだわるほうがよっぽど不健全である。