東北南部、関東一円の放射線率分布(3月23日)
22日から若干全体に強度が低下し、前線が後退したようにみえる。
データに関して、昨日のものを訂正した。測定点をすべて県庁所在地としていたが、そうではない場所がいくつか。
千葉県 千葉市>市原市
神奈川県 横浜市>茅ヶ崎市
富山県 富山市>射水市
岐阜県 岐阜市>各務原市
など。上の図に関わる部分だけリストした。GPS座標をこれに応じて変更、プロットしなおした。
なお、プロットの際に、機械的に値を内挿して等高線を引いており、地形などは考慮していない。
さいたま市のデータは停電で16時の測定がなかったので、15時のものを使った。
まあ、私のような分野の素人ではなく気象学者とかリモートセンシングとか専門家がこうしたことをどんどんやってくれるのが待たれる。正確さを期して遠慮しているのかもしらんが。
21日ー22日に降下した放射線量
21日から22日にかけての新宿百人町で測定された降下放射線量
放射性ヨード(131I) 32300
放射性セシウム(137Cs) 5300
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/f-past_data.html
単位はBq/m^2。一平方メートル、畳半畳の面積に24時間に雨とともにこれだけおちた、ということ。
この日、東京では24時間に20mmの降雨がありました。これは一平方メートルあたり20リットルの水に相当。放射線量の測定は21日朝9時から24時間である一方、降雨量は21日0時から24時間なので、9時間ずれますが概算してみます。上の照射線量を20で割ると
放射性ヨード(131I) 1615
放射性セシウム(137Cs) 265
東京で飲料水に検出されているのはこのあたりの影響かもしれません。雨水を飲む人はいないだろうけれど、放射性ヨウ素131IのWHOの緊急時基準、100Bq/Lです。日本は300Bq/L。