二年ほどまえに夏休みの研究指導をしたハーバードの医学部の学生から、卒業しました！というメールが来た。優秀な女の子だったので（当時書いていたレビューの英語の添削とか、ものすごい効率でやってくれた）、学部生と知りながらもなんとなく大学院生のよ…

このところ出先で知り合いに偶然すれ違うこと何度か。 3月、チロルのスキー場のリフト。研究所の院生が、仕事サボってなにやってんですかー、と声をかけてくる。おお、こんなところで、とびっくり。奇遇。 4月、ロンドンのチャイナタウンで、一年前だかにワ…

ポルトガルで髪を切った。女の人ばかりの美容室に入り、こわそうなおばちゃんに「５センチ」といったら「4センチが妥当ね」と決め付けられて4センチ切った。シャンプー付でお代は20ユーロ。

プロフェサーミウラのご案内、と誇大広告もかくや、と大仰に書かれたタクシーに乗って海辺のホテルに放り出されたのが22時半だった。チーズとハムのサンドイッチしかない、と同情交じりの目でいうホテルのバーテンにサンドイッチは食いたくない、とホテルを…

本日は二人来訪、一人はポスドクで実験の相談。一人はＰＩで、シンガポールで喋るのにスライドを貸してくれ、とのことでしばし雑談。最近のシンガポールのバイオポリスの躍進ぶりはすさまじい。 今週は講義がひとつあった。最近喋り方がハードな口調になりつ…

細胞内のシグナリングネットワークは実に複雑怪奇で、というのも通常人間が考えるような機械の設計とは発想が違っているからである。たとえばたんぱく質のリン酸化カスケード、という環境情報のプロセッシングでよく登場する仕組みがあるのだが、リン酸化の…

昨日はバーゼルの友人が実験しにきてうちに宿泊。明日はニューヨーク大学の化学者来訪。週末はボローニャに今は住んでいるイタリア人が遊びにくる。その後はポルトガルで会議。６月末までゴタゴタ。

ローザンヌと通常表記するけど、音はロザーヌの方が近いような気がする。スイスには連邦大学は二つしかなく、いずれも工科大学。その片方がロザーヌにあって、よばれたので汽車に乗ってのこのこと出かけてきた。驚いたのは予算が潤沢なこと。二つしか連邦大…

朝の11時にドアのベルがなり、ドアをあけるとジム・ジャームッシュ似のわが家主である建築家が、やあ、と手を挙げながら家に入ってきた。私が彼から借りているアパートには本当の家主がいるので、これまで私はこのジャームッシュ氏からアパートを又借りして…

もうすぐ子供が生まれるイタリア人の友達が「赤ちゃんがしゃっくりしてて妙な気分」というので、へえ、胎内でもしゃっくりするのか、とちょっとオドロイタ。 研究所で別のイタリア人の友達の赤ん坊をあやしていて、テーブルの上をコップだのひっくり返しなが…